yohaku office & showroom + riyou project 1Fの新規床仕上げを
既存床仕上げを剥いだ状態の凹凸によって生まれた、不思議な濃淡のある塗り床にしてみたいと考えているのですが、、、と、志水建工の志水さんに相談したところ、「今までやった事がないので、綺麗に行くのかとか分からないですよね。、、、じゃぁ実験してみますか!?」とご提案頂き、
フレキ板と木枠で実験用の受け皿を3つ作って頂きました.
色の濃淡をどうやって作るのか、色々とリサーチをしてみて、
①下に色を先に塗り→クリアのエポキシ樹脂を塗る
②クリアのエポキシ樹脂に顔料を混ぜて半透明色を作るという二通りを実験してみましょうということになりました.
まずは①の下に色を付ける部分をSoiの屋上で作業してみました.
エポキシは表面に光沢があるから、水色を下色にしたらプールみたいで綺麗なんじゃないかな?
1F手前側のタイルが黄色ぽい色だから黄色を下色にするのもいいんじゃないかな?ということで、
水色系と黄色系の二種類の下色につけることにしました.井上と大和田で思い思い塗っていきます.
黄色はグラデーションをつけて、青は2色めの色が強すぎたので、スポンジを使った仕上げを実験しました.
塗装なのに、左官仕事のような仕上がりになり、面白いですね.
屋上で乾燥させます.乾燥したものを見ていたら青の色が床としては強すぎるのでは?と感じてきたため、半分は白色をスポンジたたきで混ぜてみました.
そして夜に志水さんと共に、志水さんの会社があるビルの屋上にてエポキシ樹脂を塗る実験を行いました.
屋上まで受け皿を搬入して
まずは、①の下色をつけたものにクリアのエポキシを塗る作業です.エポキシの材料を混ぜていきます.
本当は機械で混ぜるのですが、今回は少ない面積の実験なので、ローラーで混ぜています.
調合したエポキシ樹脂を受け皿に流してローラーで伸ばしていきます.容器の中では少し黄色かった液体ですが、伸ばすと綺麗なクリアになりましたね.
次は②のエポキシ樹脂に顔料を混ぜる実験です.
ピグメントという絵の具を作る原料になる粉末を使用しています.
通常の塗り床のカラーにはない蛍光の黄色(パーマネントイエローレモン)と土のような色(ローアンバー)を今回使ってみることにしました.
顔料を直接混ぜるのと、実験的に半分は表面に顔料を撒いてみました.
混ぜる量もどれくらいだろー?蓋三杯くらいかなーとパーマネントイエローレモンの方は、蓋三杯分のピグメントを混ぜてみました.たった三杯ですがかなり色がつくことが分かりました.
ちょっと色が濃すぎた気がします、、、また半透明なので、下地の灰色(実験ではフレキ板の灰色、本番はモルタル色)が最終的な色味にも関係してくるということが分かりました.ローアンバーの方は、蓋半杯を混ぜることにしました.
今度はいい感じの半透明な色が出てそうです.もしかしたら布も下に埋め込めるのでは?と考え、最後の塗装には持っていたティッシュも一緒に塗ってみました.これで乾燥させます.金曜日に再度乾いた状態のものを見に行きます.
楽しみです!!
Soi 井上