先日のポートレート撮影の際にパン屋さんの提案を大塚夫妻にお話していたら、奥さんの鈴木萌子さんのお母様の大学時代の友人が青山でパン屋をしているということを教えて頂きました.早速お昼休みに青山のPain au Sourire(パン・オ・スリール)に伺いました.
森の酵母と謳っているPain au Sourireのメインの酵母は、世界自然遺産・白神山地の腐葉土から発見された「白神こだま酵母」を使用しているそうです.1年のうち半分は雪に埋もれる豪雪地帯で命を繋いできた白神こだま酵母は強い発酵力を持ち、通常の酵母の4倍のトレハロースを菌体内に貯蓄しているため、自然な甘さを持ったパンが焼けるそうです.
またそのパンへのこだわりが内装にも通じていて、使用している木材は、国産のものにこだわっています.仕上げの無垢材のみならず下地にも国産の杉を使用しているそうです.接着剤にも100%自然素材の”にかわ”を使用しています.壁も珪藻土を使用、表の看板にも山で拾ってきた木を使用していて、青山という都心の中で自然の温もりにあふれたこだわりの内装です.しかしいわゆる山小屋のような極端な内装ではなく、青山の土地と呼応した都心的感性と自然が融合した空間になっています.
店内で販売している木の小物類も国産のものです.ポイントカードを貯めるとこれらの商品と交換もできるそうです.
店内には奥のテーブル席が小上がりになっていて、ワンルームの中に心地よい距離感が作られていました.
我々が検討しているパン屋さんの提案を店主ご夫妻にお話させて頂きました.
テーブル席は1席分机がずれていることで、直ぐ隣でお食事をされている方と距離は近くても心理的には距離が置かれて、落ち着けました.この方法はカフェの配置等で活かせそうですね.ランチプレートもとっても美味しかったです.
事務所から近いので、これからも頻繁に通おうと思います.
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住所 : 東京都渋谷区渋谷1-4-6
営業時間 :8:00~20:00(パンがなくなり次第終了)
定休日 :日曜、月曜日
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Soi 井上