本日は、午前10時ごろから余白鳥越店に待ちに待った移動式畳が納品されるということで、ウキウキしながら電車で向かっていると、LIUKOBOの劉さんよりお電話が、「今から出るので、到着11時半になります!」と、、、、少し時間が空いてしまったので、せっかくなので、前々から一度行ってみたかったダンデライオン・チョコレートの蔵前にあるお店、ダンデライオン・チョコレートファクトリー&カフェ蔵前へ行ってみました.
余白鳥越店から歩いて5分ちょっとで到着、意外にもとても近かったのです.(井上はホットチョコレートが大好きなので、こんなに近いと通ってしまいそうです、、、)お店の向かいは公園になっていて、子供達の元気な声が響いていました.立地条件が明祥ビルプロジェクトに似ていて、参考になりそうです.
入り口には木製のシンプルなベンチと植栽スペースがあります.黒く塗られたバーは自転車置き場でしょうか?少し腰かけるのにも活用できそうです.
店内一階は、正面にL型の大きなカウンターがあり、ここで注文し、セルフサービスでそれぞれ席に持っていくスタイルです.カウンターは側面を木、天板が銅板で作られていました.
角は、モルタルでRが取られていて、こちらから出来上がった飲み物等を提供します.素材の変わり目が目印になっています.
天井を見上げると露出配管に麻布がぐるぐる巻いてありました.
ここ最近、露出配管のあり方について考えていたので、これはまた新しい参考になります.
このダンデライオン・チョコレートは、シングルオリジンのカカオ豆の買い付けから、ロースティング(焙煎)、テンパリング、成型まで、すべて自分たちの手で行い、チョコレートを作るという『bean to bar』がコンセプトのサンフランシスコ発のチョコレートブランドです.
その海外初進出のお店がこの蔵前店なんです.
店舗の設計は、PUDDLEとmoyadesignの共同設計です.築50年以上の倉庫建築を改修しています.外からも見える、入り口左側のガラス張りの部屋では、カカオ豆の保存、選別を行っているそうです.奥は、キッチンというよりも工場のような場となっています.
奥では、ガリガリガリとチョコレートを砕く大きな音が響きますが、不思議と嫌な感じではありません.また1Fのスペースには、チョコレートの販売の他にも、お店で使用している食器なんかも売っていました.Sueki × Dandelionという食器は、このお店のためにオリジナルで製作したもののようです.
二階はとても静かなイートインスペースです.井上は、ハウスホットチョコレートを頂きました.(クッキーが一つついてきて、瓶詰されているマシュマロもサービスで頂くことができます!)
二階には、様々なタイプの席の種類があり、それぞれ、椅子や机が違い、一人で来る人、カップルで来る人等、様々なタイプのお客さんが活用できそうです.奥に仕切れるタイプの席もあり、こちらはワークショップや打合せでも使えるのとのこと、天板の中央がガラス張りになっていて、下の工房部分がのぞけます.
トイレには、スピーカーが仕込まれていて、気になるトイレの音問題に対して、素敵な気遣いだなと感じたり、公園の逆側のバックスペースになっている場所から見える外壁部は真っ赤に塗装して、アクセントになっていたりと、細かいところまでとても気の利いた設計になっていて、色々と参考になります.
余白鳥越店からも近いので、余白にいらした後に是非足を運んでみてください.
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ダンデライオン・チョコレートファクトリー&カフェ蔵前
所在地:東京都台東区蔵前4丁目14-6
営業時間:午前10時~午後8時
定休日:なし
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Soi 井上