生活実験家の西山芽衣ちゃんが活動拠点としている西千葉に、沼田のパン屋併設住宅/Bakery&House in Numataの植栽・外構計画の打合せのため伺いました.
芽衣ちゃんは、井上の高校の後輩であり、(部活も違うし、学年も2つ違うのですが、いつの間にか仲良くなっていました.)
西千葉に住み、千葉大学で建築を学び、社会人になってからも縁あって、西千葉の街づくりに関わっています.
井上がフジワラボで担当したなっぱのぐるぐるやぐらの撮影の際、モデルのお手伝いをお願いした時に「今は西千葉の空き地で畑をしながら、まちづくりをしています!」というお話を聞き、とってもワクワクしたのを覚えています.
生活実験家として、持ち前の無邪気な笑顔と素直さで西千葉を所狭しと動きまわって、周りをどんどん巻き込んで実験しているようです.
生活実験家って??と思った方はこちらをぜひ御覧ください.→Inspire MEI NISHIYAMA
まずは、芽衣ちゃんのオフィスで沼田のパン屋さんの打合せをしました.クロスケとシロという二匹の猫が自由に動きまわるオフィスです.
奥には小さな庭があります.
内装はみんなでセルフビルドで作って、塗装したそうです.
打ち合わせの途中に近所の子供達が猫に会いにオフィスに遊びにきました.
毎日誰かしら地域の方が遊びに来るみたいで、地域に開かれた素晴らしいオフィスです.
そのオフィスの手前にはトンネル図書館という、小さな図書館も運営しています.
ここは、芽衣ちゃんが所属している企画会社「マイキー」の蔵書を地域の人々に貸出すという仕組みをつくっています.
デザインやまちづくりの本から経済の本まで、本を貸すことで地域の人々の興味や関心、普段とは違った一面なども見えてきて、新しいコミュニケーションが生まれているそうです.
我々も本が大量に溢れてしまっているので、こういった仕組みはぜひ取り入れたいと思います!
企画している勉強会の課題図書などを青い展示スペースに紹介しています.
またオフィスの入り口横には、西千葉工作室があります.
ここは、会員登録をして時間単位で自由に工具等を使用できる地域の工作室です.
ミシンから様々な工具、レーザーカッターや3Dプリンターまで!!若い人からおじいちゃんまで使用しているそうです.
イベントスペースとしての貸出も可能で、週一回千葉大の教育学部の学生が子供達に無料で勉強を教えています.
経済的な理由で塾に通うことができない子供と教える機会がほしい学生という2つの方向の思いがうまくマッチしているみたいです.
地域で大人気のパン屋さんdodo (ドド)
お客さんが一周年毎にぬいぐるみを作ってプレゼントしてくださっているそうです.5週年目は赤色です.
伺った時はまだ15時頃にも関わらず、商品はほぼ売り切れ.
売れ残った最後のパウンドケーキとパイを我々がすべて購入し完売.(帰りのおやつゲット)
そして、すぐ並びの最近オープンしたというお店でコーヒーを頂きました.
内装工事は地域の様々な能力を持つ人々が総出で作り上げたみたいで、工事中は知り合いが誰かしら現場にいるみたいな状態だったようです.新しいお店ができることが喜ばれ、オープンする前から地域に愛されているという、素晴らしい地域とお店の関係だと思います!
そして話題の空き地 HELLO GARDENへ
空き地で野菜を育てたり、月に一度ピクニックをしたり、最近はユンボで土を削って、山を作ってと色々な実験をしている場所です.
この空き地は、お金やモノの消費を中心とした空間ではなく、人のつながりと時間や場所の共有を目的とした空間だと思います.(第4の消費的な空間)
毎週のように企画があり、毎度毎度、へぇ~こんな事もしているんだ!!と驚かされます.
オリジナルの家具(デザインは芽衣ちゃんの彼の山形 陽平くん)は敷地のサクでもありベンチにもなります.
簡単な材料の組み合わせ、シンプルなディテールでとてもかっこいいですね!
機能に特化するのではなく、機能が複合した家具というのもとても面白く、
使い手のクリエイティビティが試されます.
せんだがやタウンマーケットでもコラボできる方向性はないかなーと検討中です.
他にも様々な家具を設計中とのこと、楽しみです!
千葉大で必要なくなったエコハウスのモックアップ?を引取り倉庫にしている.(左)
丸太の椅子は木こり体験のワークショップでカットして皮を剥いできたもの.(右)
こちらもせんだがやタウンマーケットでコラボできたらいいなと、、、
西千葉はとっても素敵なまちでした.これからの地域コミュニティのあり方のヒントがたくさんあります.
ぜひぜひ皆様遊びに行ってみてください!!
Soi 井上