日立に住む知人に誘われて日立ツアーに行ってきました.
今回のツアー日立で何かできないかと考えて海の家に可能性があるのではないかという話になり、まずは海岸を視察、浜の近くに芝生の公園がある所があったり、いい立地の所もたくさんありました.
ただ色々と複雑な場所の使われ方もありなかなか厳しそうです、、、、.
日立といえばここ!と案内して頂いた日鉱記念館です.
工業都市として発展した日立市の原点である日立鉱山とJX金属グループの歴史が展示されています.
館内には模擬坑道もあり、実物の機器や人形が鉱山で作業している様子が見れます.
鉱山の架構もかっこいいです.
銅製錬によって発生する亜硫酸ガスが原因で周辺の山々が荒れていた時代があったそうです.その煙害問題の解決に向けて作られた世界一高い大煙突「日立の大煙突」が建っていた当時の大迫力の写真と建設中の写真.足場がかかる建設中の写真も迫力があります.
今回一番大興奮だったのがこちら.鉱山資料館の構造!第二次世界大戦中の1944年に建てられた木造のコンプレッサー室をそのまま展示室として活用しています.戦略物資としての金属資源の確保と増産のため削岩機の動力源をつくるコンプレッサーの強化を迫られて建築したそうです.当時は鉄骨材が不足していたため鉄骨の代わりに木造で建てられています.起動機走行用の枠を鉄骨に変えて木造で作っているので、鉄骨と同程度の強度を得る木造を苦心の末作った結果がこの力強い構造を生み出しています.
SANAA設計の日立市新庁舎も見てきました.庁舎の前に連続する円形の大屋根空間が広がってリズミカルな広場を作っています.この屋根びっくりする程薄かったです.
エントランスの上部で一度屋根は切れていますが、エントランスまで円形の屋根は連続しています.
1Fはぐるっと回れて、執務スペースとの境に肩ぐらいの高さの壁で隔てているので、前を向くと白いすっきりとした空間、横を見るとお仕事している様子が一望できます.多くの役所は暗く、じめっとした印象の場所が多いので、白くて清潔感のある空間は良いですね.
議会等がある最上階も入る事ができます.上からの屋根の様子.
最後は日立駅で降ろして頂き解散です.海に向かってキャンチしているボリューム、すっきりしていて綺麗ですね.
海を眺めるスペースがあり、カーテンがまた綺麗でした.
今回の日立ツアーがどうこれから展開していくかは分かりませんが、これから色々と模索していきます.
Soi 井上