余白鳥越店にの後は、terihaeruの小島さんと一緒に東京造形大学テキスタイルデザイン専攻有志卒業制作展 knock knockを見にSPIRALへ行ってきました.
小島さんに聞いたのですが、東京造形大学テキスタイルデザインの学生はとても優秀な学生が多いそうです.会場も力作揃いでした!いくつか気になった作品を紹介します.
中村美月さん(織り/M2)《感覚をまとう-情景のオノマトペ-》多層組織織りによる衣服作品で、織りながら服の形に仕上げているので、無縫製になっているそうです.
山川さとみ さん(織り/M2)《記憶の追想》 これは大切な人の衣服を解き、また織り直すという作業をしている作品、その時間の中で、その人と過ごした時間や記憶と向き合うという作品です.
小野栞さん(織り/B4)《いのちを纏う》一つのいのちから250mの一本の糸を作り、1着の服を織るという作品です.同じ織り方、250mの糸というフォーマットでそれぞれの素材の特徴が顕著に表れるこの作品には大変興味を持ちました.
彼女は、これから大学院に進み、この方向性でちゃんと着れるまで昇華できるように研究を進めていくとのこと、とても楽しみな方です.
展覧会の後は、小島さんがcoromozaに明日の打合せのために荷物を置きに行くということで、ノコノコと一緒に付いていきました.coromozaとは、ファッションのコワーキングスペースです.
誰でも自由に利用でき、制作活動が行え、洋服作成に必要な道具が揃っていて利用できます.coromozaから優秀な若手が多々輩出されていたり、ファッション業界にはなくてならない存在らしいです.
本日も夜遅くまで展覧会の準備をしていた方々が作業をしていました.恐らく何徹かはしているであろうとても疲れた表情をしていた方々でしたが、terihaeruの生地を見た瞬間パァーと表情が明るくなった姿はとても印象的でした.
Soi 井上