我々が勤めていたFUJIWALABOが設計した代々木のコーポラティブハウスのオープンハウスに行ってきました.
こちらは、アーキネットがプロデュースし、設計者が9戸の長屋形式のコーポラティブハウスのスケルトンを計画し、入居者を募集し、それぞれ9人の施主と共にインフィルを設計していくというとても複雑なプロジェクトです. 解体を行っていた時(解体は井上兄の 躯体整形 有限会社 さんが行っていました)に一度遊びに行ってから、一年半程経ちました.敷地周辺の建物が密集していることから、動線、採光、通風を確保するため、真ん中に開放的なガラス張りの棟、両端にマッシブなコンクリートの2棟という3つの棟がスリットを開けて、並んでいる形式になっています.
室内は撮影禁止でしたが、それぞれの住戸は、クロスメゾネット形式で、真ん中の開放的な棟の環境のいい場所をそれぞれが取り合う形で各住戸を配置しているそうです.展示されていた色の着いた発砲スチロールの模型が複雑な組み合わせをよく表していました.FUJIWALABOのHPでご覧になれます.→代々木テラス
藤原さんが、今回スリットの形式にしたことで、隣の住戸が同じ建築なのに、別の敷地の建築の距離感を持つようになったことに気がついたとお話しされていたのが印象的でした.FUJIWALABOのスタッフの皆さんにも久しぶりにお会いでき、また北山さんと一緒にディテールレクチャーを聞きながら回り、とても楽しい時間でした.
午後は、余白鳥越店でサテライトオフィスです.本日は、「ひよこや」さんの初個展「ひよこ、売ります。」が開催されていました.屋外のフレームに暖簾が設置されていました.藍染のフレームと暖簾の相性とってもいいですね.
「ひよこや」さんのひよこは、お菓子の型からとっているそうです.(店前の暖簾を見て、和菓子屋さんだと勘違いしてしまったお客さんもいらっしゃたみたいです!)それにそれぞれ絵付けして、たくさんの種類のひよこが生まれます.
奥のスペースには、余白鳥越店が紹介されているnuComfie(ヌー コンフィー)Vol.33とOZmagazine 2017年1月号 No.537が飾ってあります.二台目の石油ストーブも到着したそうです.フジカのアウトドアストーブフジカ・ハイペットです.いい形しています!
また15時からは、来年から始まる横浜のプロジェクトをパートナーとして一緒にやってもらうY-GSAの栗原君と顔合わせをしました.我々の考え方やプロジェクトで実践していること、これからも大切にしたいこと、プロジェクトを一緒にやっていく姿勢等をお話し、これからSoiの新たな仲間として一緒にやっていくことになりました.栗原君を紹介してくれた、住田さんありがとう!!
ひよこ達もたくさん旅立っていったみたいです.お疲れさまでした.
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ひよこや 初個展「ひよこ、売ります。」
会期:2017年12月16日-17日 12:00-18:00
会場:余白鳥越店 台東区鳥越2-2-7
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Soi 井上