“地層の繕い”では、我々の拠点の一角に什器のベースとなる一枚の合板をセットし、毎朝、そこで地形を生成するための実験を行ってきました.
様々な材料や道具を使い、様々な発見をしながら地形のようなものを生み出していきます.
雨ざらしなので、当然天候にも左右され、雨が降って、水没した地形は、それ以前とはまた違う形になっていくこともあります.
そうして丸1月程作り続け、端部をカットした時、様々な素材の断面が地層のように現れました.
什器然としたものを製作するのではなく、地形のように歴史や時間の積層を感じさせながら、
同時に切り口を与えればいつまでも新鮮で、自由に使えて、自由に更新可能なものを目指しました.