本日は、明祥ビル+Soiプロジェクトの現場へ行ってきました.
大工さんは、2,3Fの柱の取付をしています.現場の既存躯体が結構ガタガタなので、現場であてて微調整して頂いてます.床もボードの幅(910mm)の間で12mmズレてるところもあったんだとか、、、
この柱は表から見ると普通の角材のように見えますが、コの字に組んでいて、PSになっています.「まさか留めだとは思わなかったよー」と笑いながら、すんなりととっても綺麗に仕上げて頂いています.
PS梁の中では、電気の配線を行っています.オーナーの希望で警備システムも入るので、配線の種類が多く施工が結構苦戦しています.
2,3Fの専有部入り口の枠の上部に真鍮FBも入りました.
通路側の天井と枠下端を合わせているのですが、どうしても開き戸は、閉じる側に戸当たりを作らなければいけません.(隙間から光が漏れたりすると、結構気になります)
でも木で作ると扉の部分と隣の開口部の上端がズレてしまうので、、、アクセントにもなる真鍮FBを上部だけ流すことにしました.
公園のプール前の庇(といっても柱と梁だけのもの)に簾がかかっていました.初めからこういう活用をする設計だったのか、それとも誰かが機転を利かせたのか、いずれにしてもとても気持ちよさそうです.
現場後は余白鳥越店サテライトへ.今回は、全面がyohakuさんになっているので、暖簾が手前の屋外フレームに設置されていました.備後節織の古布を藍染作家の坂さんへ渡して、製作して頂いたそうです.すべて手縫いで仕立て、手絞りを入れて、藍染しています.繋ぎ目部分も藍染した糸で縫ってあり、その部分がとっても可愛いんです.
二つの山を描く藍染は、この辺りに鳥越山と呼ばれる山があったことから来ているんだそうです.今はありあわせの紐と棒でとりあえず、フレームにつけましたが、今後、暖簾受けを作ります.
今日のサテライトでは、細い板をお借りして、奥行きがないにも関わらず、意外と仕事がしやすい事に気付きました.コンパクトにやることを意識するからなんでしょうか.サテライトでは、先ほどの暖簾受けも含め、次の工事に向けて詳細スケッチを作図しました.
Soi 井上