出窓の団地／Housing complex with bay window

｜2012　／団地改修
｜場所　 ／神奈川県横浜市神大寺
｜協働 　／－

団地のリノベーション提案

私達は学生時代、1950年代に建てられた階段室型の団地に住んでいました.

住民の方々との交流を通して、建築当時と現在では、住まい方や家族のあり方、住民と地域コミュニティの関係性に大きな違いがあると感じ、団地のリノベーション提案を作成しました.

かつて団地には、“標準家族”が多く住んでいました.

しかし現在では、一人暮らしの老人や母親と子供の母子家庭、

若い男女、友人同士で住む大学生など多様な家族が住んでいます.

団地の持つ均質な空間に、住み手や使い手の個性を映し出す出窓を付加することで、

現代に生きる私達の多様な暮らしを受け止める器として、または、使い手の個性を際立たせる背景として、団地を捉え直すことができるのではないかと考えました.

第2回リノベーションコンペ 優秀学生賞