本日は楽しみにしていた木の藍染実験の日です.
現場で余った端材にyohakuさんのお付き合いのある釜場二つから頂いた藍の原料を水の比率を変えて塗ってみました.
藍:水=1:1 だととても色が強く、どこかピンポイントで塗る分には良いですがフレーム全体に塗るには少し色味が強過ぎます.
藍:水=1:5 にすると、とても綺麗な色が出ました!
藍:水=1:10 も塗ってみると、1:5より少し薄いくらいだったので、原料確保の事も考えると1:10が良いのではということになりました.
今回二つの別の釜場から頂いた藍でしたが、それぞれに少し青っぽかったり、緑ぽかったりと、結構色の差がありました.
今回3つの釜場から藍の原料を集めていく予定ですので、塗り方等工夫が必要そうです.
タオルに染み込ませて塗るとボタボタと垂れる心配もなく、また綺麗に塗れることも分かりました.塗った後にやすりやサンダーがけすることでも表面の染み込みでいい味をだします.
塗る木材(樹種)によっても色や染み込み方、節や木目と藍の色味の違い、表情があって面白いのですが、塗った面は光の環境によっても全く違った表情を見せてくれます.心配していた屋外塗料との反応も問題なさそうだったので、まず最初は屋外フレームを塗って、保護塗料をかけようと思います.
また本日はLIU KOBOのお二人も現場に入って、奥の倉庫とトイレ部分の建具の製作取付も行っております.
DIYでスタディ中の網戸の試作も持ってきました.
Soiのアトリエで余っていた合板と寒冷紗を組み合わせて作っています.
寒冷紗部分を染めたりして、絵を飾るように網戸が存在するといいなーと検討中です.
網戸は、クリアネットで見えないようにしたり、撮影の時に取り外したりしますが、
生活には欠かせないものなので、消していく方向ではなくて、あるとより美しいという方向のデザインもあるんじゃないかと考えています.
それと本日カメラマンの大塚くんから奥さんの鈴木 萌子さんの二年ぶりに開催する個展のはがきも頂きました.
素敵なドローイング作品がたくさん展示されていると思うので、皆様もぜひ足を運んでください↓こちら詳細です.
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「鈴木萌子 絵画展」
日時/2016年9月16日(金)〜20日(火) 11:00〜19:00 全日在廊予定
場所/ QuantamGallery&Studio(QG&S) 東京都目黒区中根2-13-20レオナ都立大3F(東急東横線 都立大学より1分)
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Soi 井上