本日は、いつも構造の相談でお世話になっている村上君に誘われて、我々の恩師architecture WORKSHOPの北山恒先生が新しく門前仲町で設計したHypermixへ.
お隣は、SDレビュー2015鹿島賞を受賞した伊藤博之建築設計事務所の辰巳アパートメントハウス(塔の躯体)です.
本日は、娘の八衣も一緒に来ています.生後1か月にして北山建築を体験するという贅沢です.建築の英才教育ですね.地下1階にカラオケバー、1階はカフェバー、2階はフィットネスの店舗が入っていて、3階~8階が賃貸になっています.その内3階~6階の4フロアは、事務所と15㎡~21㎡程度の部屋が並ぶシェアハウス、7階と8階は100㎡程度の広い部屋で、そこではペット飼育も可能だそうです.1Fはオープンが遅れていて、まだ準備中だそうです.
1Fのサッシ前に華奢な不思議なブレースが入っていましたが、構造的にサッシの水平力を支えているそうです.
建物自体は免振構造になっていて、この屋外階段、地面についていると思いきや、微妙に浮いています.
EVは入居者それぞれのセキュリティで上がることができるそうです.
EVの床はメッキ鋼板をただ置いているだけとの事.
北山事務所に就職したY-GSA の同期や後輩が5階、6階のシェアハウスに一人一人入居して各フロアの管理人としての役割も担っているそうです.ここは、住宅とオフィスの共用部で大きいキッチンとダイニング、打合せに使える空間が用意されています.
建具枠は合板で作られていました.
5階よりも6階の入居者の方が料理をする人が多いそうで、共用部の雰囲気も各階で微妙に違いました.
またこのHypermixのお施主さんと設計を担当したスタッフで管理運営の会社も立ち上げています.その姿勢・取組は素晴らしいですね!
屋外階段の鉄骨柱の接合は、溶接でなくアーチ状に穴を開けて上下のボルトで接続しています.
樋も既製品はかっこいいのがないからと今回担当の方が工夫して考えたという樋です.Cチャンを縦に流して樋として使用しています.電気配線もそこを利用しています.
みんなでおやつタイム中、八衣は北山建築の中でぐっすり眠っていました.
Soi 井上