本日は、浜松出張の最終日で、朝は浜松まつりの凧揚げ合戦に連れて行って頂きました.
会場近くに行くと遠くの空に何やら黒いものがぽつぽつと浮いています.これが全て凧です.
こちらは、陣屋で凧揚げ合戦に参加している174の町それぞれの基地のような場所です.この凧も初子の誕生を祝い「初凧」をそれぞれが揚げてその凧同士で糸切り合戦を行うんだそうです.
少し高台から凧揚げ会場を見てみました.凄い数の人達が溢れかえっていて、ものすごい迫力と砂埃です.何個かは、すでに糸が切れ、木に絡まっているものもあります.飛んでいった凧は、木を切り落とすことなく回収するのがルールなんだそうです.
こちら大塚家の凧です.大きさは約6畳程ある大きな凧です.昨晩練りをしていた方々が朝はこちらに来て凧揚げをしているんです.なんとハードなお祭りなんでしょう.
大塚家、親族は凧の下に隠れ、いざ凧揚げ会場に向かいます.
凧揚げ会場ポジション取りも大切で、他の凧揚げの間から良い場所を見つけてセッティングします.そして、凧を揚げる瞬間に人が走り回ったり、凧が上から落ちてきたり、、、とっても危険な場所でもあります.
凧を揚げて軌道が安定したら、再度大塚夫妻を肩車し、凧の糸を持ちます.そしてまたお囃子が始まります.すごいパワーの祭りでした.
凧揚げの後は、元警察署を活用した鴨江アートセンターへ行ってきました.ここは、アーティストやクリエイター達の表現活動を支援するアーティストインレジデンスです.
今日はお休みだったらしく、人がほとんどいませんでしたが、先日訪れたKISSA 山ノ舎で気になっていた暖簾を手がけた方(髙木法子さん)がこちらに現在滞在しているとinstagramで知り、アポなしですが、突撃してきました.突然の訪問にも関わらずご対応頂きありがとうございました.
さて、先ほど高木さんより、KISSA 山ノ舎 を設計したAtelier TenTenの方が同じく設計したコーヒー屋さんが近くにあるよと教えてもらったので、その後行ってみました.住宅地にひっそりとある鴨江珈琲というお店です.
店主は、浜松市内にある電子楽器製造会社に長年勤務していたそうなのですが、退職を機に好きだった珈琲屋を始めようとコーヒー店巡りや、焙煎コーヒー店を目指す人向けに開講している東京・台東区の自家焙煎 珈琲屋 バッハで講座を受けたり、焙煎機メーカーで焙煎方法を学びお店をオープンしたそうです. 店内には、自家焙煎 珈琲屋 バッハと大和鉄工所が共同開発したマイスター5があります. 自家焙煎 珈琲屋 バッハ の川口さんの本も見せて頂きました.
そして旅の締めくくりは、浜松のjazz喫茶トゥルネラパージュです.こちらは、D&DEPARTMENT SHIZUOKAの添島さんから浜松のおすすめスポットとして教えて頂きました.外は、浜松まつりの熱気の中ですが、扉を開けると一気に店内に流れる音楽に全身が包まれる不思議な体験です.その理由は、写真にもある異様な存在感で鎮座しているスピーカーシステムです.ドイツのabantgarde社製のTRIO+6BASSHORNシステムです.実はこれだけで1800万円もするという驚きの代物ですが、、、そんな素晴らしい音響環境がここトゥルネラパージュでは、美味しい珈琲(しかも手頃な価格で美味しい!)で楽しめます.とても良かったので、浜松に来る際にはまた立ち寄りたいと思います.
Soi 井上