せっかくなので京都を探索してきましたので、私たちの二日間の京都の旅をご案内します.
名前のないラーメン屋さん
雑居ビルの地下1Fに看板も案内表示もありませんが、行ってみたかった場所へ.扉を開くと地下とは思えない明るくて、緑いっぱいの庭のような空間が広がっていました.
目の前には発券機. そうここはラーメン屋さんなんです.このラーメン屋は名前も看板もございません.
庭のような空間を通って奥のカウンターへ.箸やメニュー、紙ナプキン等普通はごちゃごちゃしてしまうカウンターのスペースには何もなく、それらのアイテムは全てカウンター下の引き出しに納まっていて、すっきりとしています.ラーメンも美味しく、空間としても魅力的なラーメン屋さんでした.
二年前に京都へお引越しされたPINTさんのお店にも伺いました.PINTさんは以前からとても素敵なプロダクトを紹介してくれているHPを時々拝見しては、楽しんでいました.以前 yohakuさんで展示販売会をしている際に出会い、その後は明祥ビルにも遊びに来てくれたり、京都へ行く際は是非行ってみたかったので念願の訪問です.
「日本の風土に合っている、伝統ある素材と技術を、今の暮らしのシーンに本当にフィットさせたもの」を作る、プロダクトブランドです.器の木から作る様子の展示もありました.
お店では、実際に手に取って、一つ一つ表情の違う商品をじっくり選べます.
花店「未草」その2階のギャラリー「室386-3」
お世話になっている方から教えていただいた京都の建築家 木島徹さんの手掛けた花店. 繊細なコールテン鋼のルーバーが美しい.
晩御飯は、京極かねよの名物きんし丼. お店に向かう途中にこんな素敵なアプローチのあるギャラリーもありました.
久しぶりの三十三間堂.どっしりと構える建築、それを支える力強い材は圧巻です.八衣も沢山の仏像にテンションがあがっていました.
お昼は湯葉を食べて、坂道をトコトコ歩いていきます.
こちらも高校生の修学旅行ぶりの清水寺.床の修繕跡も美しい.
清水寺の舞台の上から真剣に下を眺める八衣.何を思うのでしょうか.
高校生の時は舞台の上部分ばかり見ていましたが、今回は舞台を支える構造の美しさばかりに見惚れていました.
梁にも全て屋根がかかっているのも理にかなっていて、かっこいいです.
お団子休憩. 八衣には、まだまだ花より団子でしょうか. 美味しそうにほおばっています.
PINTさんからおすすめして頂いた場所. 築90年を超える日本家屋にあるギャラリー“日日”とお茶室“冬夏”.ギャラリーは什器、取り扱っている商品とも洗練されていました.
こちらはお茶室. 目の前で一杯一杯じっくりとお茶を淹れていただき楽しめます.
三上家路地
今回のコンペのリサーチで知り、行ってみたかった三上家路地にもいってきました.路地は車も入らないので子供遊ばせるのには良い場所です.
路地の奥にある蜂蜜専門店ドラートさん.樹脂によって甘いものからとてもさっぱりしたものまで同じ蜂蜜でも味が全然違います.
手作り茶筒の老舗開化堂さんがやられている市電の車庫兼事務所をリノベーションしたカフェ.
カトラリーも茶筒に因んだデザインがされていて、細かい所までとてもこだわって作られています.
こちらが開化堂さんの茶筒. 手前のものが新品のもので、奥は何十年と使い続けたもの.100年使える美しい茶筒です.
(サカナクション山口一郎さんとの対談も面白いのでとってもお勧め→ 深夜対談。伝統工芸編2 )
京都で訪れた場所の紹介でした.
京都に行く機会があれば是非参考になさってください.
Soi 井上