解体工事が完了しました.
本日は施主家族、Soi、カメラマンの大塚敬太さんと一緒に現場へ、5つの床の竣工写真について打合せしつつ、解体した状態も撮影して頂きました.
解体では、今回の計画でモルタル仕上になる箇所のみ、既存仕上を撤去したので、計画の床仕上の範囲、空間の大きさをよりイメージしやすくなっていました.
今回は、様々な角度、様々な視点から空間(またはその過程や使い方、家族の成長)を記録しようという事で、竣工写真として大塚くんの写真だけでなく、実験的にお施主さんにも大塚くんのフィルムのコンパクトカメラを貸して、好きな時に写真を撮ってもらおうということに!
撮りながらプレビューできない、画面でなくファインダーを覗くという行為自体が、今となってはとても新鮮で、お施主さんもとても楽しそうに撮影されてました.
照れが出たり、上手い写真を撮ろうとしたりしない、リアルなドキュメントが拾えたら面白いんじゃないかと大塚くんからのご提案です.
これもとても楽しみですね!
竣工写真の最終的な扱い方、アウトプットの仕方も議論しました.
この建築に携わる様々な人達のドキュメントも含めて、
自分達で発信するメディア(ZINEみたいなもの)まで作りたいというお話をしました.
Soiとしても、同時に進行している複数のプロジェクトをまとめて、少部数の出版が出来ないか検討中です.
(大塚くんは「DRIFT WOOD」という本をグラフィックデザイナーの松田 洋和さんと一緒に作っています!)
そして少し遅れて、現場に未千ちゃんも登場です!躯体状態の現場とベビーカー、、、なんとも異様な景色です.
右の写真では、床座になる場所で、座りながら天井の高さを見ています.
最後に家族の記録写真も撮影しました.
新たに空間が生み出されていくのと同時に、
心境の変化や家族の成長を記録し、また新たな創造に繋げていくのがとても楽しみです!
Soi 井上