立川プロジェクト(仮)の打合せです.案の方向性、工事内容を検討したものを北山さんと今回も解体工事をして頂く 躯体整形有限会社の井上さんに説明をしました.
このビルは、立地的に多摩美術大学や武蔵野美術大学にも近いことから、美大生やクリエイターが自由に住めるようなアトリエ付き賃貸住居が良いのではないかと提案しました.全ての部屋にアトリエ&ギャラリー空間を持つ賃貸住宅です.今回のプロジェクトは協働して頂く北山さんの強い想いで賃貸住宅にしっかりと既成品でない、木を使用することにチャレンジします.現在の賃貸住宅はとても安価な化学製品等で溢れています.それはもちろんメンテナンスの面やコストの面で考えたらとても合理的なのですが、あえていいモノをしっかり使うことで、日本の大切な技術を残すこと、多くの人に知ってもらえる機会を作る事を実現したいと考えています.注文住宅というとても限られた人しか味わえる事の領域ではなく、多くの人が利用する賃貸住宅で敢えてやるからこそ意味があるというお話しはとても素敵だなと思いました.明祥ビル+Soiプロジェクトの方でもぜひとも考えたいテーマです.
打合せの後は、作成した解体指示書を元に解体工事の内容を確認していきました.ひとまず概算見積を取り、今後の工事内容を絞っていく予定です.
Soi 井上