本日は、大学の先輩の設計事務所PERSIMMON HILLS architectsのオープンハウスに行ってきました.
グレーのフラットなボリュームから急勾配の切妻屋根部分が乗っている外観です.入口の庇の出方、盤が乗っている感じが美しいアプローチです.
お堂は、中庭と一体となるようにサイドに柱のない形式で、
木のメッシュ状の屋根架構がとても印象的な空間です.
切妻部分から奥にある不動堂の屋根が見えているのもとてもいいですね.
この架構は宝形屋根の形式を取り入れ、四隅から登り梁をかけ、頂点をずらしながら複製していくという形で、ブッタが教えを説いた菩薩樹のような架構イメージを参照しているそうです.
この架構によって面剛性が十分取れているため、梁と天井面の間に隙間を設けて、空気の流れを作り、夏と冬の換気、空調システムを作っているとのことです.
柱のない中庭側は、大きなサッシが奥の収納庫に引き込まれ、気持ちのいい縁側スペースができています.
屋根と外壁ラインの間にトップライトを設けているので、逆側の壁も綺麗に光が落ちていきます.
遠くから見るとタイル仕上げかな?と思ったこの仕上げ、近くでみると木製フラッシュ扉に薄い合板をグリット状に貼ってある仕上げでした.この仕上げは塗装で、タカラ塗料のコンクリートエフェクトペイントを使用して、こういったムラ感を出しているそうです.
これらは、すべて収納で上部は夏場の空調の吹出口が隠されていて、下は、設備機械が入っていたり、収納スペースになっています.
カーテンも素敵でした.隈研吾建築都市設計事務所 の佐藤未季さんのデザインです.
障子のようなカーテンという要望にオーガンジーに白い綿をストライプ状に入れていて、柔らかい影のラインが床に落ちています.
アプローチの廊空間は、農業用シートを使っているそうです.これもまたかっこいいです.
入口にあった家具も現場で余った梁材にローラーを付けてデザインされていました.(施工ボーイズによる製作)
たっぷりと建築を楽しんだ後は、行く途中で見つけた美味しそうなうなぎ屋さん高橋屋さんへ.
オープンハウスでたまたま会った同期と一緒に行ってきました.
明祥ビル+Soiプロジェクト に戻ると1Fでは、大工の後藤さんがカウンター回りの床組をしていました.
本日は祝日で本来はお休みなんですが、、、休日返上で作業しろと監督から言われたそうです、、、お疲れ様です.
夜は、Omitama Project のWEB構築のための打合せ+αの方々がアトリエに集合し、一緒にご飯を頂きました.
大和田がはまっている生パスタ作りも段々と調理器具が充実してきて、
今回は、チーズスライサーも投入されました.(完全に形から入るタイプですね。。。)
先日のイベントで、主催の大田先生のご親戚が作られているという新鮮なレモンを頂いたので、麺にも練りこみ、サーモン、ディル、生クリーム、アンチョビと合わせて、爽やかな酸味のあるパスタを作っていました.
WEB構築の話をきっかけにOmitama Project の今後の展望が大きく膨らみ、もはや話がまとまらないくらいになってきましたが、、、、皆さんの終電が近づき、タイムアップでした.
まだまだ話し合いが何度か必要そうです.
Soi 井上