NINOW 2日目も無事に終了しました.
今回ご協力頂いた関係者の皆様、会場にお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました.
搬出の時、ちょっとだけ、会場と什器の写真を撮らせて頂きました.
通常の展示構成(左)は、入口から出展者それぞれの一押し生地をフレーミングした面が見えます.
プレゼンテーションタイム(右)では、会場の奥に一列に並べて設置し、それぞれの什器の前に立ちプレゼンテーションするというスタイルをとりました.
配置は何通りも検討しましたが、最終的には、現場判断で即興的に決定しています.
短い時間の中で、出展者の方々と協議しながら、即断即決の設営作業で、
最早、ダンスのようなイメージでした!
(左)[尾州] 小島日和さん(terihaeru /canale2)/(中)[尾州] 金才仙さん(小塚毛繊株式会社/canale2)/(右)[尾州] 田畑友著さん(中外国島株式会社)
(左)[播州] 小野圭耶さん(東播染工株式会社)/(中)[播州] 穐原真奈さん(大城戸織布)/(右)[桐生] 川上由綺さん(桐生整染商事株式会社)
今回の什器は、何か少しでも空間で、出展者の皆さんのお役に立ちたいという思いで、様々な方向性を模索しました.
会場構成を依頼してくれた terihaeru 小島さんの生地のように立体的に、
異素材の組み合わせを什器でも実現できればと考え、いくつかの素材をチョイスし、立体的な異素材の調和を目指しました.
お送り頂いた出展者の皆さんの生地からは、既存のスタイルや常識に縛られるのではなく、これから新しく、本質的な挑戦を自分たちの手で作っていくという意思と思想を読み取れたので、我々も負けじと実験的なディテールを試みています.
また会場となっているヒルサイドテラスの槙さんの建築の精度や
ミナペルホネンの生地で出来ている会場の家具に比べて、
出展者の生地が見劣りしないように、かっちりと作る所はプロや工場にお願いして製作しました.
会場の天井高が低いこともあり、
什器は、生地を張り替え、繰り返し使えて、各出展者が産地に持ち帰ることができるように、
屏風のように折りたためる形式としました.
また、設営時間短縮のため、開いて、パイプを刺して、重りを乗せるだけという形で作っています.
重りの部分は、三角形の木繊板(片平板)をフレームの45mmに合わせて、神戸不燃板工業 の工場で特注製作して頂き、蝶番は2mm厚のフェルトを使い、特殊な真鍮ビスで留めています. →製作の様子
生地サンプルを掛けるパイプは、昔はよく水道配管で使用されていた銅のパイプを大工さんに加工して頂いた穴に通すという形式です.(穴あけ用の治具を作って、正確に45度に穴が開けられるよう大工さんに工夫して頂きました.)
結果的に、出展者の皆さまにとても喜んで頂き、ご来場頂いた方々にも什器をお褒め頂きました.
各出展者の皆さんの今後の活動にも、是非、注目してみて下さい!
—
TEXTILE JAPAN IN PROGRESS. “ニ・ナウ”
日時:
2017/10/26 11:00-19:00
*19:00-20:00 出展者によるプレゼンテーションタイム
2017/10/27 11:00-17:00
場所:クラブヒルサイドサロン
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-2
ヒルサイドテラス アネックスB棟 2F
主催:ミナ ペルホネン
共催:クラブヒルサイド
出展者:
[尾州]
小島日和(terihaeru /canale2)
金才仙(小塚毛繊株式会社/canale2)
田畑友著(中外国島株式会社)
[播州]
小野圭耶(東播染工株式会社)
穐原真奈(大城戸織布)
[桐生]
川上由綺(桐生整染商事株式会社)
—
Soi 井上