本日は、朝一で明祥ビル+Soiプロジェクトの現場へ、耐震補強設計が完了したので、来週からの建築工事に向けて、解体の残工事(耐震補強に絡んでいた斫り工事等)を行っています.
現場で、株式会社シグマテックの現場監督の井出さんと電気屋さんの富山さんと共に工事の打合せを行いました.
今回消防も絡んできますので、防災屋さんも現調を行いました.今回の斫り工事に合わせて、5Fの上部梁に残っていたモルタルも安全面を考慮し取って頂きました.
耐震補強壁が新設されますので、ベランダのサッシは一つ撤去し、垂れ壁と立上りも撤去しています.また新設の壁と既存躯体とのくっつきを良くするために、既存躯体は目荒しを行っています.
こちらは4F部分です.今回は司構造計画さんに耐震補強設計をお願いしました.躯体の試験体を取って調査し、建物全体の強度も見て頂き、4,5Fの一部に耐震補強壁を設置することで不足している分を補うようになっています.首都圏では、今後30年以内に70パーセント程度の確率でマグニチュード7クラスの地震が発生すると言われていますので、今回改修するにあたり、さらに賃貸として多くの方に利用して頂くことを考慮し、しっかりと補強を行うことになりました.また明祥ビルのある中央区では、建物の耐震診断や補強工事に対しての補助金制度もあります.
こちらは既存のダムウェーターを取った床開口部、こちらも防火の区画の関係からコンクリートで穴埋めを行わなければいけません.しかしスラブ厚が120mmしかないため、スラブ小口に対して、アンカーをたくさん取るのは既存床へのひび割れを引き起こす原因となるため、二面を梁からアンカーを取る事ができるように、一部をさらに斫って頂きました.こちらも耐震補強設計をお願いした司構造計画さんにご協力頂き、配筋やアンカーの設計をして頂きました.
屋上部分の立上りも撤去して頂いています.解体残工事は後2,3日で完了です.
現場の後はドリフターズサマースクール2011で一緒だった友人のosakentaroの展示を見に渋谷へ移動です.
新川は、島になっていて、どこの駅に行くにも川を一度渡ります.その川を渡る体験がとても気持ちよく、気持ちが一度リセットされる感覚になります.
そして、我々が自分たちの建築を説明するときに、引き合いに出す渋谷のスクランブル交差点を通り向かいました.
工事現場の作業着によく使われる反射ラベルを衣服に着けて今回のコレクションは作成しているそうです.
長くんが面白いのは、いつも展示会毎に自分の作業場を作り、実際にがっつり服をその場で作り続けています.
余白鳥越店にみんなが使えるミシン場を作りたいなーと考えていたので、その参考にチェックしました.
長君の展示の後は、 d47 MUSEUMにて開催されていた47こども道具展を見に行きました.先日 うなぎの寝床代表の白水さんとの雑談の中で生まれた知育玩具プロジェクトのためにリサーチも兼ねています.
竹のはさみ/中村さとみ・大分 (左)と森のカスタネット/カスタネット工房 冨澤健一・群馬(右)
おやさいクレヨン /mizuiro・青森 (左)とHang Stool/鹿沼のすごい木工プロジェクト・栃木(中)とKINO つくるキット/KINO TOKYO TREE PRODUCTS・東京(右)
tumi-isi/エーヨン ・奈良の積み木がとても良かったです.ゴロゴロした石のような積み木で、様々なカラーがあります.木は奈良県の吉野杉と桧を使用し、着色・コーティングも全て天然塗料で行っているそうです.
会場にひとつ置いてあって、子供がずっと遊んでいました.パッケージもまたかわいいです.いいアイデアをたくさん見れました.
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osakentaro spring exhibition
日時:2017/4/7-10
営業時間:12:00~20:00
場所: 東京都渋谷区桜丘町9-17 TOC第三ビル303
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日時:2017/4/6-6/11
営業時間:11:00〜20:00(入館は19:30まで)
場所: d47 MUSEUM 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F
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Soi 井上